いよいよ最終回・・第3回目の講座です。
1回目、2回目のテロップデザイン講座では「基本・注意点」について触れてきましたが、今回は「好きなようにオサレしえてんだよ!」です。
オサレ=オシャレなのか?。という定義なんですが、私はグラフィックデザイナーでもタイポグラファーでもありません。
一応、私のカミさんはグラフィックデザイナーなんですが、助け舟は一切ナッシング。経験と独断・偏見で書いてるのであしからず。
おしゃれなテロップデザインとは
一言にオシャレでカッコイイ文字デザインと言っても、人間一人一人に個性があるように一概にこれがオサレだ!とは定義しにくい。
トレンドは常に流れていき、5年前・10年前ではオサレだったモノも現在ではダサいなんてのは当然。
しかし、それらにこだわっていると自由な発想が思いつかない。結局はシンプルイズベストになりがちなわけです。
このシンプルイズベストとはクリエイターにとってあまりに投げやりで試合放棄もいいところだと私は感じる。
よくある例だとテレビCMでありがちな「細いゴッシック書体の単色デカ文字」。配色はほぼモノトーン。これは非常によく見る。映像を邪魔せず、尚且つ見やすくしている。
これをマネすれば巷はコレばっかになり、個性があるものはダサいとされる風潮ができてしまう。
これでは「量産機になるな」というクリエイター養成学校のCMコピーも浮かばれない。自分はあのCMを見るたびに「既に量産機やんけ!」とツっこんでしまう。
技術レベル向上での模倣は当然である。ゆえにマネは良くないことではないが、それで食ってけるほど世の中甘くない。
クリエイターを名乗るくらいなら今まで見たこともないようなモノを作ってほしいと願う。
【 オサレとは社会に迎合した量産タイプのクリエイターが作るモノ 】
量産でいいからオサレ解説しろよ
まずはオサレと言われそうなテロップデザインについて箇条書きにしてみました。
- 文字自体に装飾をほどこさない
- 文字色は単色が望ましい
- 原色はなるだけ使わない
- なるべく文字にエッジは使わない
- エッジを使いたいなら透過率とボカシを上げる
- 装飾をするなら文字のマットやアクセントパーツに施す
- 文字と装飾の色は同系色・2色まで
- フォント選びだけでデザインの80%は決まる
- 背景映像がオサレなら文字は目立たせない
- グラデ・エンボスはビギナーの特権・プロなら使うな
- 文字を文字として見ず、パーツとしてとらえる
※ 文字の出し方はデザインではないのでここでは省きます
こんなところしか思いつきませんがどうでしょう。
これらの項目を反対にデザインしてみてダサイと思われるならあなたも今日からオサレテロッパーです。つまりこれらの要素はバランスから来てます。
文字と背景映像とのバランス。最終的には文字デザインであれ、グラフィックデザインであれ全て同じこと。
良いデザインはレイアウトバランスが良い。黄金比や白銀比なども念頭においてるデザイナーからすれば基本中の基本なわけです。
おまえ結局何が言いたいんだよ・・
これで私が伝える「テロップデザイン集中講座」は終わります。
映像制作においてのテロップデザインとは基本的に映像の添え物です。主役はあくまで映像。文字自体を映像とするモノもありますが割愛します。
そんな添え物テロップなんですが、映像制作の中で唯一デザインされるモノという観点で、「映像制作者はデザイナーでもあるべきだ」ということを知ってほしいんです。
本当に多いな・・と思います。映像制作者がやるべきことは。
映像を撮影する撮影技術。映像に付随する音声技術。それらをまとめる編集技術。機材知識。そしてデザイン技術。
大手業者では分担作業で行ってることもあるので断定はできないですが、個人で全てを執り行う業者・またはハイアマチュアの方々は一人で全部をこなすことが多いかと思われます。
そんな中で自分はカメラマンである・自分は編集マンであると言いやすいが、自分はデザイナーである・・とは中々おこがましくて言えない。
映像制作はデザインするべき箇所がある。
映像技術全般にとどまらず、デザインの知識も貪欲に吸収していってほしい。そんな願いを込めて今回の講座を閉めさせていただきます。
まったく支離滅裂な記事でしたが、全て読んでくださかった方に感謝します。
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