昨今のコロナによる影響は各業種に様々な影響を与えていますよね。
もちろん、イベントカメラマンの私も仕事が激減。そして、知り合いの整体師さんも非常に困っていると聞きました。
特に直接施術を行うお仕事の方はリモートワークなどができません。
たとえ休業要請が解除されても営業をし続けるのは非常に難しいです。
しかし、そこで諦めないでください。
直接、お客さんに施術ができなくても「できること」はたくさんあります。
今回はそのアプローチ方法についてお話をさせてください。
電話による相談やアドバイス
まず、一番お手軽な方法は電話を使った施術アドバイスです。
定期的に通っているお客さんの中には「通いたいけど少し不安」という気持ちが少なからずあることでしょう。
そんな悩みを払拭するには、まず整体師さんのほうからお客さんへ連絡することが大切だと思います。
体調の具合はどうか?。自宅で出来るストレッチの提案など。もちろん、世間話でも構いません。
重要なことは「お客さんを心配する心」。信用です。
たとえば、私が古くからお付き合いさせていただている車屋さんを例にします。
彼は私の車に不調がなくとも定期的に電話連絡をくれるんです。
勘ぐれば営業だと分かっていても少し嬉しいもの。車を売ったらさようならではないですからね。
特にネットを使用していないお年寄りには電話対応が最適かと思われます。
LINEやメルマガを配信して積極的にアプローチ
整体に足を運ぶ方は20代から60代まで幅広いと聞きました。
では、お客さんに連絡をする際、あなたならどんなツールを使いますか?
そうです、スホートフォンですよね。今では60代さえも約7割の方が活用しています。
中でもLINEは誰もが知っている有名アプリ。そのLINEを通じてメルマガを配信してみてはいかがでしょうか。
開業時間やサービス、お役立ち情報などを定期的にお知らせをする。クーポンなどもいいかもしれませんね。
たとえ整体院が休業しててもお客さんに訴求することは十分可能です。
それに、電話の代替が出来ますし、若い方にはLINEのほうが親しみやすいかと思われます。
クラウドファンディングを活用する
クラウドファンディングとは、簡単にいうと「資金援助」です。
それをネット上で募って目標金額を達成させるという仕組み。
しかし、その見返り(リターン)として支援者にはサービスを提供しなければなりません。
- サービスサイト上に新規プロジェクトを立ち上げる
- 内容は運転資金100万円を援助してほしいこと
- 目標金額が達成されるとプロジェクトは終了
- 資金がサービスサイトより振込まれる
- 支援者へのリターン
クラウドファンディングの良いところは「未来のお客さん」に前払いをしてもらっているということです。
しかもプロジェクトで熱いメッセージを伝えたり、整体院のウリなどもアピールできます。
うまくいけばファンになってくれるお客さんも増えることでしょう。
ZOOMを使ったマンツーマンによる指導
コロナ禍の影響により益々活気づいているリモートワーク業界。
そこで活躍中なのがWEB会議サービス「ZOOM(ズーム)」です。
簡単に言えばテレビ電話のビジネス版ですね。主にPCやスマホアプリで誰でも参加可能なことがメリット。
基本的には参加者全員の顔と声がリアルタイムに反映され、多人数で意思疎通をはかるにはとても便利なツールです。
しかし、用途はビジネスに限りません。
そこで私が提案したいのはZOOMによるリモート施術。
ZOOMならばお互いのからだが見えますし、且つ意思疎通も可能。
であれば、痛みの箇所や改善方法は明確に把握しやすいと思うのです。
1対1なら時間制限なし!しかも無料
ZOOMへの登録は無料プランと有料プランがあります。もし、1対1でのやりとりがメインであれば無料で十分。
しかも1対1の場合は制限時間がないため、ゆっくり療法などのアドバイスができます。
ホワイトボード機能もあり、イラストや文字で伝えることもできますよ。
ネット環境がない場合は初期費用がかかる
双方向でやりとりできる便利なZOOMでも注意すべき点があります。それは初期費用。
- ネット通信可能なPCやスマホ
- ウェブカメラ
- マイク
スマホでも対応してますが、画面は大きいほうが分かりやすいですよね。
かといってPCでは別途WEBカメラやマイクなどを購入しなくてはなりません。
それに、部屋の広さによっては運動に適していない場合も考えられます。
導入するにはお客さんのネット環境、施術場所などを確認しておきましょう。
難しい方はLINEビデオ通話という手も
もっとお手軽に相手を見ながらアドバイスできないの?
そんなときはLINEのビデオ通話がおすすめです。
ただし、スマホの画面で体勢などを確認するには非常に困難。なので、あくまで補助的なものとして捉えてもらったほうがよろしいかと。
SNSの活用とYoutubeチャンネルの立ち上げ
2018年の医療広告規制により整体院などの宣伝は非常に厳しくなりました。
独自メディアである自社ホームページでも表現に気をつけねばなりません。
なので今後は整体師自身がコンテンツとなる道が有望視されています。
たとえばSNS。Twitterやインスタグラムの積極的な活用は不特定多数のファンを呼び込みます。SHARPさんが良い例ですね。
また、自社ホームページにブログやYoutubeなどのオウンドメディアを設置するのも效果があると考えます。
なぜなら、無味乾燥な言い回しで形式的なホームページでは素通りされてしまうからです。
厳しい道のりをいくつも超えて手にしてきた療法やスキル。
誇大広告など打たなくても、あなた自身が既に優良なコンテンツだということを忘れないでください。
リモートによる料金設定はどうするべきか
電話やLINE、またはZOOMなどでアドバイスやリモート施術をした場合、料金はいったいどうすればよいのでしょうか。
通常、整体院は時間指定で価格が決まっています。
相場でいえば全身矯正60分、5,000円から8,000円ほど。
では、リモートでの相談や施術アドバイスでも同料金が発生するのでしょうか。
整体院による施術では管理費やタオルなどの消耗品なども含まれています。
しかし、それを必要としないリモートであれば安く設定するのが基本かと個人的には思います。
それに整体の価格は全国一律ではないため、あらかじめ決めておくことが肝要ですね。
絶対にあきらめないこと
私は以前勤めていた会社を辞めたとき、上司からこう言われました。
「君はどこに入ってもやっていける。心配するな」と。
その根拠は不明ですが、映像制作一筋でやってきて本当に良かったなとつくづく感じています。
手に職をつけるということは生半可な時では養われません。
当然、整体師さんも然り。
そんなプロフェッショナルの行き場が失われるということは社会全体の損失でもあります。
どうか、あきらめないでください。できることはたくさんあります。
まずはその一歩から始めませんか?
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