ビデオといえば、音声も同時に収録できる。フィルム時代のアフレコと比べれば良い時代になりましたね~。いや、そんな歳じゃないから私w。
さて、本日は音声について書こうかと思います。レベルがどーだとか、インピーダンスやマイク選びがアーとか専門知識ひけらかして俺TUEEEじゃないのであしからず。音声収録のコツです。
撮影中は喋らない!敵は観客!
こ・れ・が・一番多いんじゃないですか?「がんばれ!」とか「邪魔くせーな、あのオッサンとか。後でビデオを見てみると思ったよりもデカイ声で入っちゃってませんか?カメラに一番近い場所にいるのは自分ですもんね。
肝心な音楽会の演奏、発表会のセリフも台無しです。自分の周りにいる人にも注意が必要です!
「ねえ、アナタ!ウチの子ちゃんとセリフ言えたあああ!」なんて、おまけにカメラ持ってる手にしがみついてくるなんてことも。臨場感はある意味でますが、事前に撮影中だからと伝えておくだけでも違います。
業者の私らなんかは「撮影中です。演奏者のためにもお静かにお願いいたします」と紙に書いて背中に貼っておいたこともあるくらいです。絶対に読んでくれますからw。
外部マイクを使用する
自分のカメラについているマイクではなく、マイク1本(できればマイクスタンド)とケーブルさえあれば鬼に金棒です。
一般の方でここまで揃えて撮影をする方はほぼいないと思いますが、あると無いとでは雲泥の差が生じます。
方法は買ってきたマイク(ダイナミック型)を被写体の近くに置き、自分のビデオカメラの「MIC入力」に挿すだけ。
ケーブルだけ無い場合はマイクとビデオカメラの接続端子をシャメして家電屋の店員に見せれば分かりやすいかも。
マイクスタンドもあるにこしたことはないですが、単体で購入すると結構高いので「ビデオの三脚」が余ってるならガムテで固定して代用するのもあり。
そんな長いケーブルめんどくせーよって方は、「ボイスレコーダー」を被写体の近くに置いておくのも有効です。
ただし、この場合はビデオを編集できることが前提ですけどね。どちらの方法もマイクスタンド周辺に「お静かにお願いいたします」張り紙をしておくことをおすすめします。
この外部マイクを導入することで、身の回りで誰かが喋っても大事な音声は確保できます。
しかし、編集をしないという方がこの方法で撮影する場合、注意が必要です。MIC入力はステレオ(2ch)の1ch側で録る場合が多いので、ビデオを再生する際に左側しかキレイな音が出ていない!なんてことになってしまいます。
そんな方はビデオカメラの再生設定で1ch(外部マイクを入れたch)モノラル再生にしてください。たぶん・・ですけど(機種によって違います)。
ヘッドフォンで音声確認!
プロアマ問わず、しっかり音声収録をするには「ヘッドフォン」はかかせません。イヤフォンでもいいです。私個人では片側だけでも聞けるDJヘッドフォンがおすすめです。
先ほど述べた外部マイク収録がどのように聞こえているのか確認するためにもヘッドフォンはかかせません家庭用ビデオカメラにはMIC入力とヘッドフォン出力(ヘッドフォンマーク)は標準で装備されてると思います。
特にカメラとは遠い位置に外部マイクを置いた場合、そのマイク周辺でのノイズ(客席のしゃべり声や足音)状態が把握しやすくなります。
事前にヘッドフォンでチェックしておけば、本番前に外部マイクの位置を変えることもできますしね。
以上、ビデオに於ける音声収録のコツでしたが・・。基本すぎて、あたりまえなことを書いてるだけなのですが、あたりまえなことほど疎かにしがちです。
音声収録のコツはノイズ除去にあり!
上記の方法はどれもノイズ対策です。キレイな音を録るには高いマイク性能や高品質な収録機材の「足し算」よりも、ノイズなどを出来るだけ排除する「引き算」に重きを置くべきだと私は思います。
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