一人は寂しい・一人は怖い・一人は楽しい!?ビデオ撮影で1人前になるには結構長い時間かかると思います。早く1人前になりたい人は読んでおいて損はない。・・と思う。
今回は「1人1カメでの撮影」ENGじゃなく「ぼっち」の話です。
1人1カメといえば結婚式、ニューストピックス、メイキングなど、1人でこなせる範囲での撮影のことを言います。
カメラは主に「HVR (NX) – Z5J」や「AG160」などの小型ハンディが機動性がありますよね。
画質考慮するとなると中型も必要ですけど、1人だと助けがいないからバッテリーを長く使える小型のほうがやはりレスポンスがいい。
音声はカメラマイクのみが多いです。だって音声さんイネーもんよw脚使ってFIXでガンマイク操作できないことはないですが、普通はやんない。問題は野外での風のフカレですね。
1人1カメではイヤホンは必須です。マイクジャマー(風防)でありがちな、「広角にすると見切れる」に注意!液晶画面をファインダーにしてるとTC表示で確認しづらいんです。
1人1カメはとにかく事前のカメラチェックは最重要事項です。
さあ、撮影します!撮影の基本は5W1Hとか教わりませんでしたか?
「いつ・どこで・だれが・なにを・どうした・どのように」みたいなアレです。これを念頭におきながら撮影するとウマく撮影できるらしいんですが・・
「現場にそんな余裕はない!」逐一変容する被写体に対応しなきゃいけないのに、んなこと考えられるか!。
じゃ、何を念頭に置くのよ・・?
編集でどう使われるか(使うか)
プロでもアマでも撮りっぱなしで納品(完成)なんていう神業はできません。撮影全て完璧!なんていう俺が俺がカメラマンじゃ、一生ヘタレです。
撮影は編集して初めて「見れるもの」になります。たとえるなら・・
「撮影はスッピン、編集はメイク」です。元々が美人ならメイクはさほど必要ありませんが、元々そうでない方はメイクをほどこさないと町も歩けません。
「私、歩くわっ!」でも結構ですが・・。カッコよくはないですね。
この「編集を念頭に置く」とどう違うのか。編集はオープニングから始まり、催し物の始まりを予感させる映像などがあり、本編の記録、終わりを予感させる映像などで締めくくります。
もう勝手に5W1Hにつながります。撮影をする前に完成品のサンプルや作品の完成イメージを持つことが大事。
撮りたいもの(被写体)ばかり目で追うな!
1人1カメでは、他にスタッフもいません。頼れるのは自分だけ。この「被写体ばかり目で追うな」は「他の様子にも目をくばれ」という意味です。
基本カメラマンは両目を開けて撮影しましょう。
ステージでバレエのソロを追ってるとします。被写体に注視しすぎてカメラの横を通り過ぎようとしているオジサンに気づかず画面真っ暗とか。
マジか!?花道でも演じてる人がいた・・など。「新婦お色直しでご入場です!」だと、入場口でスタンバイが定石ですが周りに目を配ると、新郎がいない!? ・・反対側からのサプライズ・・など。
事前に進行表やゲネプロで確認できることもありますが、現場では何が起こるか分かりません。特に1人1カメの場合には常に360度見張っておきましょう。
1人で全部撮影できてこそ1人前のカメラマン。1人前のカメラマンへの近道は編集を知ること。そして、自分しかいないという緊張感を持つことが大事だと言えます。
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