みなさん、自分の結婚式のビデオ・子供の発表会など、一度見たらもう見ないって方いらっしゃいませんか?
撮影したけどそのままって方もいらっしゃるのではないでしょうか?
昔からなんですが、買った(販売用)はいいけど、一度見てから見ていないという方が周りに多くて疑問に思ってました。
せっかく一生賢明ビデオ制作しても、1回見たらハイサヨナラでは少し悲しい気分になる。
今回は仕事上での改善点も含めて、どうして一度見たら見ないということになるのか分析してみました。
DVD・BDを再生するまでの手順がメンドクサイ
まず考えられるのがDVDプレーヤーなどの再生手順の手間が上げられると思います。
DVDを購入、プレーヤーを立ち上げる、テレビの入力切替をする、DVDを再生をする。おおまかな手順はこうですよね。
簡単じゃん、と思うかもしれません。
しかし、どうでしょう。似たようなメディアとして写真を例にとってみます。
アルバムを探す、ページを見つけて見る。または既に写真がかざってある。など、ビデオと比べて絵(動画・写真)が見れるまでの手順が短い。
そして紙媒体ならではの時間制限がない。
写真とビデオを比較するのは大差あるかと思いますけど、同じ思い出を記録した絵とみた場合明らかに写真のほうがレスポンスがいい。
記録ビデオは情報量が多い
発表会や結婚式を例にとると、朝の様子から各演目、誰がスピーチをして、誰が余興をしたか細かく撮影してあれば、まるでその場に客として行ったかのように把握できます。
人によってはビデオを見たら満足になり、ビデオの記録が記憶に置き換えられやすくなる。
つまり、情報量が多くてそれ以上ビデオに求めるモノが無いのだ・・。ビデオ(映像)という特性はそういう危険性?をはらんでいる。
写真は1枚だけでは情報量が少ない。複数枚あってもビデオほどの情報量は無いといっていいだろう。
しかし、情報量が少ないということが、逆に何回も見たいと思わせるのではないだろうか。
自分が映っている映像はハズカシイ
記録ビデオに限れば、購入・視聴する人は何らかの形で被写体との関係性がある。子供の親であったり被写体本人であったりと。
ダンスやスポーツなどの練習用として撮って見るとういうこともありますがここでは省きます。
たとえば自分の結婚式ビデオを例にとると最初に1回見ただけで10年以上見てませんw友人にも確認してみたところ、やはり見ても2回くらい、そもそも1回も見ていないとう猛者もいましたが・・。これは正直ハズかしいのが一番の理由です。
歳を重ねれば見たくなるかもしれませんが、それでも早送りで見ると思います。
男性女性と考え方が違うと思いますけど、若いころの自分が羨ましいってのもあるかと思います。
記録ビデオはとにかく長い
DVDなどはメニューやチャプターで映像を飛ばせるにもかかわらず、長い間ビデオを見るために拘束されることはありますよね。
だいたい平均で2時間くらいが多いのですが2時間もノンストップで見る方いらっしゃいます?
映画館なら分かりますけど、自由が利く自宅で2時間はキツイです。テレビならチャンネル変えればいいだけですが、同じタイトルで拘束されるのは1回目で十分でしょう。
だったら改善点ってあるの?
まずは、上記のセッションを逆にして考えてみる。自分を見るのがハズカシイは省きます。
プレーヤーの手順を簡単にする
テレビを複合型のメディアステーションにすれば可能性はあります。テレビ・ネット・音楽などのブラウザからハードディスクにコピーした記録ビデオを見る。
デッキで見るより手順は少なくて済むし、DVDを探す手間も省ける。しかし一般的な家庭では現実的ではない。
タブレット端末の普及もイマイチなので、現状はやはりデッキ再生ということになるだろう。
情報量が少なく、良いところを抜粋したダイジェスト版を作る
記録を全て残そうとするならば映像は比例して長くなる。長いから見ないということならダイジェスト版の作成も視野に入れておく。
2時間の内容を10分にできるなら拘束時間も短くて済む。しかし編集作業は全録版よりも手間がかかる。使用する映像を選ぶのが大変なのだ。
結婚式ならば新郎新婦だけでいいが、発表会などは難易度が高い。
いろいろ問題がありますが、1回しか見ない、またはあまり見ない・・ということは映像制作者にとって仕事の半分しかしてないように思うんです。
そこには映像制作側と見る側の意思の違い、物理的な問題などが生じています。
納品したら終わりではなく、そこの先も考えた映像制作が今後の課題だと思います。見てくれる人がいて初めて仕事が成立するのですから。
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