撮影現場

吹奏楽コンクールのビデオ撮影について思うところ

ヌオッス!暑い!アッツイ!

久々の現場です。現場。響きがいいね、現場。やはり男は現場だね。T市に行ってきました。ビデオ業者で夏といえば「お泊まり保育」か「吹コン」です。

「吹コン」。いや、ウチだけですがw。他業者さんは「野球」やら「夏まつり」系かな。

もはや夏の風物詩と化してる吹コン(吹奏楽コンクール)全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社が主催してるイベントです。高校野球も朝日新聞だよね。

まあ~、遠いわ・・。地区大会だけど、学生諸君も移動が大変です。バスが何台も駐車場につけてきてウジャウジャですわ。

この地区大会から県大会、地方大会、全国大会へ行くわけですが、全国へ行くにはソートーなレベルが要求されます。

ほとんどの団体がこぼれるので、勝った団体より負けた団体が多いわけです。一生賢明がんばってきたのに!落とされる!だから記念にビデオくらい・・。

ということで私たちの存在意義があるわけです。それにコンクールは基本、お客さんの撮影禁止なんです。

撮影は基本、6カメで行います。4カメ(人つき)、2カメ(無人)です。スイッチャー、スコアラの指示で各カメラマンへの指示が飛びます。

私は3カメで中央後方からの「どこでも行ける」カメラです。サッカーでいえばMFでしょうか。アップ行ったり、ロング作ったりと大忙しな役割です。

楽団は前方に木管(フルート、クラ)中央にサックス、後方に金管、左右にパーカス、バスが来ます。パートでいえば9パートほどありますね。

その中から曲に合わせてパートを拾ってくわけですが、ただ、鳴っているパートを撮るだけだと映りの少ない子が出てきます。

なので、全体が鳴っている時は目立たないパートを映すようにしています(木低やバスなど)。せっかく買ったのに私、写ってねーし!にならないように努力してます。

3団体ほど撮影したら、ロビーのビデオ販売コーナーで撮りっぱなしの映像を流すんですが、やはり、その周りに人だかりができて、やっぱり「私、映ってねーし!」とかよく聞きます。ゴメンナサイ感ハンパないです。

吹奏楽の撮影はホント難しくて、指揮者(先生)から見た良い絵と、演奏者から見た良い絵はだいぶズレてます。

もちろん購入していただけるのは演奏者の方なんですが、指揮者(先生)に気に入られないとコレまた困るんですw。

というのも、吹コンは定期演奏会を新規で獲得する営業でもあるからです。購入者よりも主催者に気に入られなければ仕事はとれません。

かといって購入者に買って良かったと思われなければ、この仕事は長く続かないでしょう。その絶妙なバランスの上での撮影ですから、ソリャー気をつけて撮影しないとね。

コメント